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癒し系コミックの金字塔「ARIA」シリーズを愛読者の目線から解説します

⭐️ アニメ・マンガ

今や世界的に有名な日本のカルチャーの1つになっている漫画。

少女漫画や青年漫画など、そのジャンルは様々です。中でも癒し系コミックの金字塔といわれているのが、天野こずえさんによる「ARIA」シリーズです。

西暦2300年の火星・ネオ・ヴェネツィアを舞台に、惑星マンホームと呼ばれている地球からやって来た主人公・水無灯里がゴンドラ漕ぎの女性案内人のウンディーネを目指すという物語です。

灯里の視点からネオ・ヴェネツィアの四季や情景が描かれつつ、彼女が一人前のウンディーネになるまでの奮闘を描いています。このARIAシリーズの魅力について、語っていきたいと思います!

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舞台のネオ・ヴェネツィア

この物語の舞台になっているネオ・ヴェネツィアとは、その名前の通り現在のイタリアの中の観光地のヴェネツィアです。

しかし2300年という未来のお話なので、現在のヴェネツィアは水の中に沈んでおり、ネオ・ヴェネツィアはヴェネツィアの風習や街並みを模した観光都市です。

冒頭で火星と書きましたが、2300年には火星は未来の技術か何かでテラフォーミングされ、なんと火星なのに水の惑星と化しています。

その水の惑星となった元火星は作中では「アクア」と呼ばれており、ネオ・ヴェネツィアはそのアクアに築かれた入植地の1つです。

更に言うとネオ・ヴェネツィアの近くに日本人の入植地が近くにあり、日本文化に影響されている所もあります。

そして重大なのが、アクアの1年の暦が24カ月と、現在の地球の2倍の公転周期なのです。

個人的にですが24カ月も1年があると流石に長くて退屈しそうですよね…。梅雨の時期が2倍あるということでもあるので、洗濯ものとか大変そうですよね。水の都だから湿気多くて乾かすの大変そうです。

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主人公を取り巻くキャラクター達

主人公の灯里はゴンドラ漕ぎのウンディーネとなるべく、人1人猫1匹のゴンドラ観光会社「ARIAカンパニー」に入社します。

この猫が会社の社長です。

なんで猫が?と不思議でしょうが、実は航海の安全を祈願するために青い瞳の猫を象徴にする、という風習があるのです。

だから猫が社長なんですね(^^♪

日本でも猫や犬の車掌さんとかいるので、それの社長版でしょうか。

因みにこの猫、アリア社長は会社のマスコットキャラクター的な存在にもなっています。

食いしん坊でもちもちぽんぽん(お腹)がトレードマークで「ぷいにゅ!」と変わった可愛らしい声で鳴く男の子です。

そして灯里の会社の先輩がアリシア・フローレンスさんです。

ネオ・ヴェネツィアにいるウンディーネの中でも「水の3大妖精」と称される実力者の中の1人で、「白き妖精(スノーホワイト)」という通り名があります。

金髪といつも慈愛に満ちた優しい笑顔を浮かべている美人さんです。

口癖は「あらあら」と「うふふ」です。

笑顔でいつも落ち着いていてエレガントという女性の憧れの象徴みたいな人で、物凄くネタバレになるのですが物語の最後には結婚されます。

こんな美人さんを捕まえるとは一体どこの骨…、とアリシアさんファンの男性は嘆いたとか嘆いてないとか。

ここで主人公・灯里のご紹介を。地球生まれの物語開始当時で15歳になるピンクの長い前髪サイドが特徴的な女の子です。

ウンディーネに憧れてネオ・ヴェネツィアまでやって来たという行動力がある子です。

夢見がちで素直でコミュ力がずば抜けて高いという性質で、初対面の人とでもすぐに仲良くなってしまします。

感激したことをすぐに口から出すところがあり、友達兼同業者の藍華からは「恥ずかしい台詞禁止―!」とよく突っ込まれています。

主要人物は全て「あ」繋がり!?

灯里が属するARIAカンパニーの登場人物を見て気付いた人もいると思いますが、登場人物の名前は全て「あ」から始まっています。

灯里にアリシアに藍華、そして後輩となるアリスと藍華の先輩の晃(あきら)、アリスの先輩のアテナ。

更には灯里と藍華とアリスの3人娘の相手役となる男性キャラクターの暁(あかつき)とアルバート通称アル、そして綾小路宇土51世です

綾小路宇土51世は通称ウッディーですが、本名は「あ」から始まっていますよね。

この主要人物が「あ」で始まるという所に作者のこだわりが強く表れています。

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ストーリーの節々に癒される

この漫画の癒されるところは、やっぱりネオ・ヴェネツィアの情景や灯里視点で描かれるストーリーにあります。

四季の其々のちょっとした所も美しく描かれているのです。例えばアリスと灯里、藍華が初めて会った春の日。

アリスは最初クールというかちょっと鼻に付く感じでした。

その態度が藍華の気に障ったのか、ゴンドラ漕ぎの勝負を提案、灯里が漕ぐことになります

途中で灯里必殺の逆漕ぎが炸裂してアリスを追い越しますが、ゴール地点に付くと灯里たちの姿がありません。

追い越したか帰ったのか?と不思議に思っていると、後ろから灯里の「ゴール!」という声が。

実は灯里はゴンドラから見えたお花に目移りして次々と積んではゴンドラに積んでいき、その所為で遅れてゴールしたのでした。

そしてアリスにも向こうに一杯咲いてたから一緒に摘みに行こうと誘う始末。

呆れたアリスが皮肉交じりに「楽しいですか?」と問いますが、灯里は「本当、舟を漕ぐのって楽しいよねぇ」と可愛らしい満面の笑みで答えます。

そしてアリスの漕ぎからゴンドラを漕ぐのが好きと伝わって来たという灯里。

驚くアリスたちに風が吹き、灯里は「でっかい春一番だねぇ」と聞くと、アリスも思わず笑って「でっかい春一番です」と言うのでした。

灯里の誰にでも分け隔てなく明るい態度で接する様子に毒気を抜かれ、自分も楽しくなったんでしょうね。

この前にも初対面でアリスの態度もクールなのに灯里はお昼一緒に食べようと誘ってます。

ネオ・ヴェネツィアの春の花の美しい様子と、灯里の春のような明るく温かい性格がマッチして、なんともいえない優しい気持ちになり、癒されていくようです

アリスもこの件から2人と一緒にゴンドラの練習を積むようになり、最後には飛び級で1人前になります。

そのときは接客と笑顔が苦手だったアリスも、灯里の笑顔と接客術を見習い素敵な笑顔で先輩のアテナをエスコートするのです。

読者側も彼女が灯里たちと一緒に成長したことが分かり、孫を見守る祖父母みたいな気持ちになってしまいます。

基本的にアリアのお話の流れは1話完結型で読み易いです。

更には話の流れもゆっくりだし、ネオ・ヴェネツィアの世界の1日の流れもゆっくりだし、仕事とかで辛いのも楽しむためのスパイスとか、人生ゆっくり楽しもうみたいな言葉があちこちから出るので、読んでいる側もなんだかゆったりとして癒されて、仕事とか家事も頑張ろう!という気持ちになるのですよ。

更にはアリシアさんみたいな女性になれたらいいなぁ、とかね。思っちゃいますよね…。

癒しだけじゃなく怖いストーリーもある!?

ARIAは基本的に日常を描いた素敵なお話で構成されていますが、実は怖い話もあります。

この作者さんは日常物も素敵ですが、怖い話を描かせても怖いのです。内容は遥か昔、地球のサンマルコ広場は公開処刑場としても使われていた。

とある暑い日に1人の女性が処刑されようとしていた。

その女性は死んだらサンミケーレ島の墓地に埋葬して欲しいと願い出たが、その願いは叶えられなかった。

それ以来、夜にサンミケーレ島の広場に行くと女性が表れ、サンミケーレ島まで行ってくださいと言う。

しかし決して一緒に行ってはいけない。

必ず神隠しに合うから。

この怪談を藍華から聞きつつ、合同練習を終わらせた灯里は帰り道で女性に、サンミケーレ島まで乗せて欲しいとお願いされますが、半人前なのでお客さんは乗せられません。

でも友達としてなら、と灯里は承諾しサンミケーレ島に女性を降ろします。

すると女性は灯里の腕を掴み猛スピードで島の奥にある墓地の前まで来ます。

灯里が座り込んでしまうと背後に強い風が吹き、灯里の守護神的な存在・ケットシーが現れ人睨みすると、女性は去ってしまいます。

灯里は無事に帰り、アリシアさんとアリア社長と抱き締め合います。

その翌日、灯里は藍華とアリスに昨日の出来事を話すと、その怪談の続きをアリスが語り始めます。

曰く、地球時代にはこのような怪談は無く、アクアで誰かが広めた作り話だと。

じゃあ何故作り話なのに過去の幽霊が未来の街にいるのか?藍華が怖がりつつ聞くとアリスがだから怖いんじゃないですか!と言い、ギャー!という悲鳴で締め括られます。

怖いときは突き詰めて怖いから嫌なんですよ天野こずえさん…。夏の日にピッタリな怖い話でした。

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まとめ

癒し系コミックARIAについてご紹介してきました。

ARIAが終了してから11年以上たっている結構年季の入った漫画ですが、未だに根強いファンの方が多く、愛蔵版コミックや新作映画が公開されたりしています。

愛蔵版は分厚いに金の装飾がされていたりと、お金も手間もかかった綺麗な漫画になっています。

アニメも3回に渡って放送され、人気を博した作品です。

絵も綺麗で細部まで描きこまれており、ストーリーと相まって何度読み返しても飽きることがないです。

私も愛蔵版を買ってから10回以上は読んでます(^^)/

そんなARIA、興味のある方は是非一度お手に取ってみては如何でしょうか?

ご訪問ありがとうございました。

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